じゅんじ@元予備校講師
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予備校講師のじゅんじ(@kansaijuken)です!
関関同立ってよく聞くけど、実際就職にはどうなの?って多くの学生が思っていますね。
殆どの学生が大企業への就職のために大学に行っていると言っても過言ではありません。
今回の記事では、関関同立の学生の就職実績を比べてみました。
就職実績を比べる上で、比較的関関同立学生の就職人数が多く、多くの学生から人気を集めている業界にのみ特比較しました。
また、関関同立は大学によって学生数に差があるので、その学生数の差も多少考慮していきます。
さらに、立命館大学のみ公式HPに就職人数を公表していなかったため、今回の記事では関西大学・関西学院大学・同志社大学の3つに加え、近畿大学の就職人数を比べてています。
学生数
1位 近畿大学 約32,000人
2位 関西大学 約28,000人
3位 同志社大学 約27,000人
4位 関西学院大学 約23,000人
■目次
■金融業界
まずは、金融業界への就職人数を比べてみましょう!
金融業界とは、銀行・証券会社・保険会社等のお金を扱う業種の会社群です。
高給がとても魅力的です。
金融業界の代表的な会社を例に上げて数を比べてみました。
3大メガバンク
・三菱東京UFJ銀行
1位 同志社大学 50名
2位 関西学院大学 43名
3位 関西大学 30名
4位 近畿大学 6名
・みずほフィナンシャルグループ
1位 同志社大学 45名
2位 関西大学 30名
3位 関西学院大学 26名
4位 近畿大学 18名
・三井住友銀行
1位 関西学院大学 134名
2位 関西大学 102名
3位 同志社大学 47名
4位 近畿大学 19名
考察
まずは3大メガバンクを比べてみました!
三菱東京UFJ銀行やみずほフィナンシャル・グループのような関東圏に強い企業は関東採用に力を入れています。
事実、私も新卒でみずほフィナンシャルグループでしたので、関東の大学出身者ばかりなのを実感しました。
同志社大学は銀行への就職に圧倒的に強いのが見てわかりますね。
ただ、三井住友銀行は従来より関西に力を入れている銀行で、関西学院大学との強いパイプがありますね。
三井住友銀行へ就職したければ、関西学院大学がおすすめですね。
保険会社
・日本生命
1位 関西学院大学 45名
2位 同志社大学 31名
3位 関西大学 24名
4位 近畿大学 10名
1位 同志社大学 30名
2位 関西学院大学 27名
3位 関西大学 17名
4位 近畿大学 5名
・三井住友海上
1位 同志社大学 29名
2位 関西学院大学 15名
3位 関西大学 13名
4位 近畿大学 0名
考察
日本生命が生命保険会社で、損保ジャパンと三井住友海上が損害保険会社です。
一般的には、損保のほうが人気はありますね。
同志社大学は保険会社への就職も抜群の実績ですね。
ただ、日本生命は関西学院が少し飛び抜けています。
保険会社は銀行よりも少数精鋭なので、就職は結構難しいです。
保険会社への就職を考えたら、同志社大学か関西学院大学が良さそうですね。
■不動産業界
次に不動産業界です。
不動産業界は未だに学生から人気がある職種です。
特に、都市部を中心に都市開発は進んでいて、近年はアジア各国に市場を伸ばしてる業界です。
高給取りなのも魅力ですね。
ただ、不動産会社のトップ企業(三菱地所・三井不動産等)へは関関同立の学生では比較できるほど入社できていませんでした。
なので、不動産業界の中でも中堅企業で、関関同立の学生でも入社できる会社で比較しております。。
・積水ハウス
1位 近畿大学 15名
2位 関西大学 14名
3位 同志社大学 13名
4位 関西学院大学 5名
・大和ハウス工業
1位 近畿大学 34名
2位 関西大学 22名
3位 同志社大学 18名
4位 関西学院大学 10名
考察
中堅の不動産会社は近畿大学が強いですね!
トップの不動産会社へ入社するのは関関同立では厳しいですが、大和ハウスや積水ハウスなどの中堅企業に関関同立+近大の学生は就職しているようです。
ボーナスなども不動産業界は高く、営業成績に応じて給与体系が変わってくるので営業に自身がある方は不動産業界はおすすめです。
■製造業界
日本を代表する企業群である製造業です。
日本は物作りで伸し上がった国ですからね。
ただ、近年ではSHARPなどの製造業の経営不振のニュースが多いので、人気が薄まっている業界でもあります。
製造業の就職は理系の学生が多いです。
・パナソニック
1位 同志社大学 47名
2位 関西大学 22名
3位 関西学院大学 3名
4位 近畿大学 0名
・三菱電機
1位 同志社大学 21名
2位 関西大学 12名
3位 関西学院大学 5名
4位 近畿大学 0名
考察
製造業は同志社大学が最も強いですね。
関西学院大学は理系学部が弱いため、製造業への就職はあまりよくありません。
近畿大学に至っては、製造業への就職は厳しそうです。
製造業は従来の
学歴主義の傾向がかなり強い業界です。
■IT業界
今最も人気のある業界は間違いなくIT業界です。
一昔前はブラック業界と言われていたものの、その先進的な技術による業務改善と高水準の給与体系により、IT企業はかなりの人気を集めています。
また、独立して起業に繋げやすいといった側面からも、修行の期間で入る学生も多いです。
しかし、未だにIT企業の下請けには過酷な労働環境が強いられているのも事実です。
・ワークスアプリケーションズ
1位 同志社大学 16名
1位 関西大学16名
3位 関西学院大学 7名
4位 近畿大学 8名
・富士通
1位 同志社大学 22名
2位 関西大学 10名
3位 関西学院大学 2名
4位 近畿大学 0名
考察
IT企業は採用人数がそもそも少ないので、他の業界と比べるとかなり少数精鋭ですね。
ただ、市場規模はかなり大きいので、それだけ高給取りも多いんですね。
ITベンチャー企業では年収数千万円はザラにいます。
ITベンチャーで最も有名なのはサイバーエージェントですが、サイバーエージェントに就職しているのはデータ上同志社大学しか見当たりませんでした。
数年前は学歴は関係なかったように思えましたが、今は知名度も上がって入社もしづらくなっているようです。
■結論
同志社大学は多業界の就職にめっぽう強いのが数字でも証明されましたね。
大企業への就職が目当てなら同志社大学に進学するのが間違いなさそうです。
実際に、同志社大学のHPにはこのようなランキングもありました。
関関同立の中でも同志社大学の就職は圧倒的ですね。
大企業への就職人数が35.5%もあります。
同じ関西の国立大学である神戸大学よりも高いんですね。
学生にとって大企業へ行くことが必ずしも正解とは思いませんが、多くの人が望むのは安定しながらの高給取りの大企業への就職であるはずです。
上記のランキングや、業界別の関関同立の就職人数を見て、ちゃんと進学先を決めましょう!