高校生が大学受験のためにTOEIC®対策をするのはありか?

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じゅんじ@元予備校講師

月間12万人以上が訪問する関西の大学受験メディア「関関同立.net」の管理人。 【本名:福元惇二】 大阪の梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師。 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。

予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!

先日、TOEIC®の試験勉強をしている受験生をみかけました。
何やら、受験で役に立つからと学校の先生に言われたようなのです。
特に、TOEIC®はスピーキングとライティングがないから、大学受験生向きだからやっておけということなのだそうです。

確かに、TOEIC®対策は英語のリーディングとリスニングの勉強をするわけですから、大学受験英語の偏差値向上に役に立たないわけではないです。
でも、大学受験に役に立つのが前提なら、他の英語の試験勉強のほうが効率良いのでは?とも疑問に感じました。

今回の記事では、大学受験生のTOEIC®利用について記事にしてみました!

■目次

TOEIC®が入試に利用できる大学はあるのか?
どんな利用方法があるのか?必要なスコアは?
TOEIC®は大学受験生におすすめなのか?
4技能の勉強は無駄なのか?
目次5

■TOEIC®が入試に利用できる大学はあるのか?

まず、TOEIC®が大学受験の入試に利用できるかどうかが気になりますね。
せっかく勉強するならば、外部試験として利用し、英語の一般試験を免除できる等の制度があればかなりお得ですよね。

実際に、JS88サイトを使って調べてみました。
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利用できる近畿圏内の学校の数は82校。(2017年現在)
有名どころの大学でまとめると以下のようなリストですね。

★近畿圏内のTOEIC®利用有名校★

・国公立
奈良教育大学・奈良女子大学・和歌山大学・滋賀大学・大阪府立大学・兵庫県立大学・神戸外国語大学

・私立
関西大学・関西学院大学・立命館大学・近畿大学・龍谷大学・京都産業大学・甲南大学・畿央大学

結構名だたる大学がTOEIC®のスコアを試験に活用しているみたいですね。
特に、同志社大学は無いですが、関関同立・産近甲龍の関西有名私立大学が外部試験としてTOEIC®を利用できるのはとてもメリットが大きいですね。

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■どんな利用方法があるのか?必要なスコアは?

では実際に、どういったTOEIC®の試験利用方法があるのでしょうか?
各大学のHPの試験詳細を見てみると、殆どの大学が特別入試で利用できると記載されています。
公募推薦入試やAO入試、センター試験併用入試などの特別入試ですね。

一般入試で利用できる大学数はかなり限られています。
JS88のサイトには88校中9校のみですね。
他の一般入試のTOEICを使用した受験方法は、TOEIC®だけでなく、4技能試験(読む・聞く・話す・書く)が求められます。
なので、TOEIC(S&W)を受けなければなりませんね。

求められるスコアは各大学や試験方法によってバラバラです。
関関同立レベルならば500~700程度
産近甲龍クラスならば400~500程度
といったところです。

実際この程度のスコアがどういうものなのかわかりますか?
正直な所、990点満点中の点数で500点くらいならば一般的な英語の勉強を頑張っている大学受験生でも取ることができますね。
そして、TOEIC®対策をきちんとすれば、高校生でも600点位の取得は全然可能です。

★まとめ★
特別入試でTOEIC®は利用できる
一般入試のほとんどは4技能が必要

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■TOEIC®は大学受験生におすすめなのか?

では、TOEIC®は大学受験入試におすすめといえるのでしょうか?

私は、あまりおすすめはできないなと考えます。
理由は大きく2つです。

①一般入試で利用できる大学数が少なすぎる
上記の述べたようにTOEIC®はほとんど推薦入試のみで使用できる試験です。
推薦入試が悪いというわけではありませんが、やはり推薦入試で落ちてしまったときに、もう後の試験で外部試験として利用できなくなるのはかなり痛手ですね。
英検ならば一般入試でも利用できる大学は多いので、英検を素直に取っておけば、利用できる幅が広がったのにと後悔してしまうでしょう。
なので、TOEIC®のみに頼った試験は危険ですね。

②TOEIC®は高校生には馴染みのない文章が多い
そもそもTOEICの試験って社会人向けの英語ばかりなんですよ。
ビジネスとしての英語力を測るために作られた試験です。
なので、TOEICの内容は、商取引や資産運用等の高校生には全く馴染みのない話題ばかりです。
大学生が読んでも理解できない内容のものばかりなんですよ。
東京大学の学生ですら、TOEIC®の平均点は688点です。
大学受験最高峰の試験を突破した学生ですら、関関同立の推薦入試でやっと使用できるレベルでしかないのです。

★まとめ★
推薦入試に頼りすぎたら落ちたときにリスクが高い
TOEICは知名度の割に学生向きの試験ではない

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■4技能の勉強は無駄なのか?

TOEIC®を勧める理由は間違いなく「読む」・「聞く」の技能のみで受験できるからでしょう。
大学受験生にとって、「書く」・「話す」は現状一般試験で必要とされていない能力ですからね。
無駄な「書く」・「話す」の勉強はしなくても利用できる試験だと考えられてしまったのでしょう。

しかし、「書く」・「話す」の勉強は大学受験生にも役に立つ勉強だと私は断言できます。
そもそも「書く」技能は多くの大学で試験問題として取り入れられる数が増えていますね。
関関同立のような私立受験生でも、関西学院大学や同志社大学にはライティング問題が取り入れられています。
しかも、多くの受験生がライティングを苦手としているので、他の受験生と差をつけるかなり重要な要素となっています。
「話す」は受験試験では必要ありませんが、「話す」技能を鍛えることで「読む」・「聞く」の能力がかなり向上できます。
「話す」の練習は、英語を日本語で介さず、英語のまま理解できるように促進してくれます。
なので、「話す」技能を鍛えることで一般的な試験問題にも強くなることができるのです。

TOEIC®で2技能のみで受験するよりも、英検やTEAP等の4技能を鍛えるほうが、結局一般入試の試験にも役に立つのではないでしょうか。

★まとめ★
TOEIC®の対策だけよりも、「書く」「話す」の勉強が大学受験にも有効!

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