立命館大学の産業社会学部と政策科学部って違いあるの?

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。

予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!

立命館大学を志望している文系受験生から狙い目の学部をよく聞かれます。

そういったときに
京都の衣笠なら産業社会学部
大阪の茨木なら政策科学部
滋賀の草津なら経済学部

と答えています。

経済学部は滋賀の草津にキャンパスがあるので単純に人気がないのですが、産業社会学部と政策科学部はどちらがいいのか気になる人は多いですね。
特に、この2学部って何が違うの?と思いますよね。

今回の記事では、立命館大学の産業社会学部と政策科学部についてまとめてみました!
立命志望の文系学生は参考にして下さい!

■目次

産業社会学部と政策科学部とは?
難易度は違うのか?
学費の違いは?
就職実績の違いは?
総評

■産業社会学部と政策科学部とは?

まず、2学部各々の学部HPを見て、どういった学部なのかを見て、まとめてみました!

・産業社会学部
「現代化」「総合化」「共同化」を掲げ、現代社会の問題解決を目指す学部。
現代社会専攻・メディア社会専攻・スポーツ社会専攻・子ども社会専攻・人間福祉専攻という5つの専攻で構成されています。

 

・政策科学部
解決が必要とされている政策課題に対して踏み込み、より良い社会の創造を目指す学部。
公共政策系・環境開発系・社会マネジメント系という3つの学系で構成されています。

公式HPをまとめたものをみても、2学部はほとんど同じような気がしますよね。
結局、どちらも社会問題を解決し、社会をより良くしようという学部ですよね。
学部が目指す根底のところは全く同じでしょうね。

では、どこが違うのかを明確にするために、細かい部分もみていきましょう。

産業社会学部は専攻が5つに分かれていて、メディアやスポーツなど、社会の中でもかなり特化した学科が用意されていますね。
これだけ特化した分野の研究を行うので、かなり専門性を高めることが出来ますね。
例を挙げるならば、「スマホ世代のいじめの原因と解決策」とかですね。

対して、政策科学部は企業や行政機関、公共機関、NPO等の団体が行う社会のために行う政策についての研究を行っています。
社会に対してどのような政策をすれば、社会問題は解決するのかを研究するんですね。
例を挙げるならば、「少子高齢化が進む日本の地方人口減少の国策」とかですね。

★まとめ★
産業社会学部は様々な社会分野の研究を行い、問題解決を目指す学部
政策科学部は様々な社会問題に対して、組織として解決できる策を考える学部

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■難易度は違うのか?

受験生が興味があるのは、どっちのほうが難易度が高いのかですよね!
まずは、偏差値の違いを見てみましょう。
パスナビで河合塾の偏差値を調べてみました!
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産業社会学部の偏差値が50.0~57.5
政策科学部の偏差値が52.5~55.0ですね!

同じ学部でも学科によって偏差値差がありますね。
全学部日程試験の一般入試で比べてみましょう。
すると
産業社会学部 52.5(スポーツ社会・人間福祉学科)
産業社会学部 55.0(上記学科以外)
政策科学部  55.0

で同じになりました。
産業社会学部はスポーツ社会と人間福祉学科が偏差値52.5です。
これらの学科は少し人気が他の学科よりも落ちているようですね。

ちなみに、全学部日程の合格最低点数も比べてみました。

・産業社会学部(現代社会専攻)65.9%
(スポーツ社会専攻) 65.6%
(子ども社会専攻) 65.0%
(メディア社会専攻) 64.6%
(人間福祉専攻) 60.3%
・政策科学部         61.7%

学科ごとに数%の差はありますね。

政策科学部のほうが、最低点数は低いですね。
合格しやすいのは、政策科学部のようですね!

★まとめ★
学科にもよるが、政策科学部のほうが受かりやすい

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■学費の違いは?

では、次に、2つの学部の学費も比べてみましょう!
似たような学部なので、学費も似たようなものなんでしょうか?
以前関関同立のすべての学部の学費をまとめた記事のデータを参照します。

★4年間通った場合の学費★
産業社会学部(子ども社会専攻)4,934,400円
(子ども社会専攻以外)4,665,600円

政策科学部          4,739,200円

以上の結果になりました!
基本的にはあまり変わりないですね!
同じような学部なので、学費も同じですね!
ちなみに、立命館大学は経済学部と法学部は安いです。

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■就職実績の違いは?

最後に、就職実績を比べてみましょう!
多くの学生が大学で一番重要なのは就職ですからね!

ただ、残念ながら、立命館大学は学部ごとの就職先の人数を公開していないんですね。
なので、学部ごとの実績の違いを比べることは出来ません。

しかし就職率は公開していていますね!

★2016年度 就職率★
産業社会学部 
98.5% 
政策科学部  97.9%

若干ですが、産業社会学部のほうが高いですね。
正直、この0.6%程度の差などあまり参考になるとも思えないのですがね。

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■総評

今回の記事では、立命館大学の産業社会学部と政策科学部を比べてみました!根本的には、2つとも社会学部が派生してできたような学部でしたね。
学問としての内容はどちらもすごく興味深いものですし、現代に必要な問題解決能力を育むことが出来ますね。

立命館で社会学に興味を持ったならば、まずは産業社会学部で現代社会専攻・メディア社会専攻・スポーツ社会専攻・子ども社会専攻・人間福祉専攻という5つの専攻で興味の有りそうなものを探してみましょう。

そして、もっと大きな国や企業等の団体組織ができるような規模の大きな社会学を勉強したいと考えたならば、政策科学部を目指してみましょう!
政治家志望なんかも向いているかもしれませんね!

単純にキャンパス場所で決めてもいいですね!
京都ならば産業社会学部
大阪ならば政策科学学部
ですね!

受かりやすさだけで考えるならば、学科にもよりますが政策科学部がおすすめで狙い目の学部です