中央値補正法とは何か?わかりやすく簡単に解説してみた

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kansaijuken

月間12万人以上が購読する関西の大学受験メディア「関関同立.net」の管理人。大阪梅田在住の20代。職歴はみずほ→三井住友→予備校講師。現在は多くの受験生を難関大学に合格させています。早慶や医学科の受験生も担当。

予備校講師をしている管理人のメモタン(@kansaijuken)です!

皆さん、中央値補正法とは何かをご存知ですか?
学校の先生や塾の先生に教わったことがある人も多いかもしれません!

今回の記事では、中央値補正法について解説していきます。
特に、私立大学を受験予定の方は覚えておいて損はありませんよ!

■目次

中央値補正法とは何か?
どの教科が1番得なのか?
おまけ

■中央値補正法とは何か?

中央値補正法または、中央値調整法、中央値採点法ともいいます。
科目間で不公平な点数差を無くすために作られた方法です。

近畿大学のHPにわかりやすい表がありましたので、それを使用して解説します。
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この表で100点満点の日本史と数学の点数を比べてみてください。
一番左の席次というのがそれぞれの教科に11名の受験生がいたということですね。
そして、各々の点数が記載されています。

日本史の11名の平均点が66.8点
数学の11名の平均点が46.4点となっています。
日本史のテストが簡単で、数学のテストが難しかったのでしょう。
このまま他の受験生と点数を競い合うと、数学受験者は損になりますよね。
難しいテストを受けさせられて点数が低くなってしまったのですから。
なので、数学の点数を本来の点数よりも引き上げることが必要です。

そのときに、各科目のちょうど真ん中の順位の受験生の点数を50点に置き換えます。
上の表で言う、6番目の受験生を50点にするんですね。
なので、本来日本史で70点を取れていた受験生は、50点になります。
数学で6番目の人は45点が50点になっていますね。
そして、他の受験生の点数を調整します。
例えば、日本史と数学で各々60点を取れていた受験生は、日本史42.9点、数学63.6点に点数が変わります。
同じような点数に見えて、実際は20点近く点数が変わってしまうんですね。

受験生の皆さんは、大学の合格最低点数が素点で超えているからと言って安心しないようにしましょうね!
調整後は点数が大幅に変わることがありえます。
特に、平均点が高くなりがちな日本史受験の人は、実際の点数の×0.7くらいが調整後の点数だと考えておきましょう!

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■どの教科が一番得なのか?

この中央値補正は、文系ならば社会や数学、理系ならば理科科目で採用されています。
なので、教科ごとに素点での合格最低点数が変わってくるんですね。

では、中央値補正法を加味すると、どの科目が一番お得なんでしょうか?
結論、中央値に合わせるのでお得な科目というものあまりないでしょうね。
というか公平感を出すためにこの方法が採用されているのでお得になっている教科があればおかしな話です。
なので、自分が勉強したいと思う教科を勉強すればそれでOKです。

ただ、サブ科目で点数をどうしても取りたい!という方は、平均点が低い科目で高得点を出せば素点よりも高い点数を取ることが出来ます。
そして、基本的には文系数学が一番平均点が低くなることが多いですね。
なので、どうしてもサブ科目で高得点を取りたいならば文系数学が一番おすすめですね!
中央値補正法とは関係なく、高得点を狙いやすいのも社会よりは数学ですしね。

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■おまけ

ちなみに、この中央値補正法。
使われる大学や学部はいったいどこにあるのでしょうか?
例えば、関西大学、関西学院大学、近畿大学(産業理工学部・短期大学部以外の全ての学部)、甲南大学等が挙げられますね。
じゃあ他の大学は調整していないのか?と思うかもしれませんが、それ以外の大学も何かしらの方法で得点調整を行います。
例えば、センター試験は平均点差が20点以上あった場合、分位点差縮小法という方法で得点調整を行います。
この方法は、中央値補正法よりも計算式は複雜なので説明は割愛します。

そして、大学がどの方法を採用しているからと言って、受験生に有利不利というのはありません。
どの方法でも、科目間の不公平差をなくしているのに変わりはありませんからね。
なので、どの大学がどういった得点調整をしているかどうかはほとんど考えても仕方ありませんね。
ちなみに、関西大学と関西学院大学は選択科目だけでなくすべての教科で得点調整を行うようですね。
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