獣医学部のある大学の偏差値・倍率・難易度・定員・学費・就職まとめ

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。
受験生
獣医になりたいと思ってるんだけど、獣医学部ってどこにあるんだ?
予備校講師じゅんじ
人気の高い獣医学部。
今回の記事では、日本全国にある獣医学部を全て紹介しましょう!

予備校講師のじゅんじ(@kansaijuken)です!

獣医学部って人気ありますよね。
結構いるんですよ、獣医志望の学生。
親が獣医をしていたり、昔獣医さんにペットを助けてもらった経験のある人が多いですね。

獣医になる方法は皆さん知っていますか?
獣医になるためには、国家資格が必要で、そのためには獣医学部に6年間通わなければなりません。
そして、獣医学部のある大学って実は16校しかないんですよ。

今回の記事では、獣医を目指す受験生のために、その16校の獣医学部・獣医学科を調べてまとめました!
ぜひこの記事を参考にしてみて下さい!

■目次

獣医学部の偏差値・難易度
獣医学部の試験・定員・倍率
獣医学部の学費
獣医学部の就職・国家資格の合格率
総評

■獣医学部の偏差値・難易度

まずは、獣医学部のある大学の偏差値をまとめてみました!
難易度は上から順番です!

【国公立】
・東京大学(農学部 獣医学課程)東京

偏差値72

・北海道大学(獣医学部 共同獣医学課程)北海道

偏差値69

・東京農工大学(農学部共同獣医学科)東京

偏差値65

・大阪府立大学(生命環境科学域獣医学類)大阪

偏差値64

・帯広畜産大学(畜産学部共同獣医学課程)北海道

偏差値64

・山口大学(共同獣医学部獣医学科)山口

偏差値64

・鹿児島大学(共同獣医学部獣医学科)鹿児島

偏差値64

・宮崎大学(農学部獣医学科)宮崎

偏差値63

・鳥取大学(農学部共同獣医学科)鳥取

偏差値63

・岐阜大学(応用生物科学部共同獣医学科)岐阜

偏差値63

・岩手大学(農学部共同獣医学科)岩手

偏差値63

【私立大学】
・日本大学(生物資源科学部獣医学科)神奈川

偏差値65

・日本獣医生命科学大学(獣医学部獣医学科)東京

偏差値64

・麻布大学(獣医学部獣医学科)神奈川

偏差値64

・北里大学(獣医学部獣医学科)青森

偏差値61

・酪農学園大学(獣医学群獣医学類)北海道

偏差値61

【考察】
偏差値はおおよそ61~72の範囲ですね。
獣医学部はどの大学も偏差値は高いですね。
簡単に入ることのできる学部ではないことが一目瞭然です。

都心部に近いほうが基本的には人気はあるようですが、北海道は理系人気抜群なこともあり偏差値は高いですね。

また、国公立大学の偏差値と私立大学の偏差値は簡単には比べることが出来ないので要注意です。
同じような偏差値に見えますが、私立と国公立では雲泥の差があります。
後述しますが、学費が全然違うんですよね。
学費を払える余裕がある家庭でないと、私立大学の獣医学部には6年間通えません。
ただ、そもそも獣医学部を狙っている受験生は、お金に余裕のある家庭が多いので私立も国公立ほどではありませんが、人気はあります。

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■獣医学部の試験・定員・倍率

では、偏差値の次に気になるのは、試験・定員・倍率についてですね!

【試験】
国公立大学はセンター試験を5教科7科目を受験し、2次試験で英語・理系数学・理科2科目が基本ですね。
センターの配点が2次試験よりも高い大学がほとんどです。

私立大学は英語・文系数学・理科1科目が基本です。
数Ⅲがいらないのが私立の特徴ですね。
ただ、センター試験必須の私立大学もあるので注意は必要です。

【定員・倍率】
国公立大学は定員数が少ないですね。
例えば、2016年度の東京農工大学をの定員数を参照すると、25名の募集です。
実際の受験者は137名いたので、倍率は4.9倍です。
2015年度も同じように、倍率は4.9倍なので、変化はありません。

それと比べると、私立大学は倍率がめちゃくちゃ高いんですね。
例えば、2016年度の麻布大学は募集人数は75名で定員数は多いです。
しかし、受験者数は1337名と半端なく多く、倍率は6.8倍です。
また、同じ関東私立である日本獣医生命科学大学や日本大学は倍率が10倍超えることも珍しくありません。
私立は国公立大学と違い、全ての大学を受験できますからね。
特に、関東の私立大学である日本大学・日本獣医生命科学大学・麻布大学の3つは全て受けるのが基本です。
自ずと倍率は高くなってしまうんですね。

北里大学・酪農学園大学は10倍以下ですので、獣医学部の中では狙い目ですね。
ちなみに、北里大学は東京に本部を置く大学ですが、獣医学部はキャンパスが2回生から青森ですよ!
間違えている人が多いので注意です。

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■獣医学部の学費

気になる獣医学部の授業料をまとめてみました!
入学金は加味しておりません。

【国公立】
535,800円/1年

【私立大学】
・日本大学(生物資源科学部獣医学科)神奈川

210万円/1年

・日本獣医生命科学大学(獣医学部獣医学科)東京

222万円/1年

・麻布大学(獣医学部獣医学科)神奈川

215万円/1年

・北里大学(獣医学部獣医学科)青森

203万円/1年

・酪農学園大学(獣医学群獣医学類)北海道

228万円/1年

【考察】
もう国公立大学と私立大学で学費差ありすぎですよね。
しかも6年間ですからね。
1000万円程度の差額は国公立大学と私立大学でありますね。
多くの人が国公立大学を目指すのも頷けます。

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■獣医学部の就職・国家資格の合格率

では、各々の獣医学部の就職実績はどうなのでしょうか!
就職先で調べてみたところ、就職先を公開している大学が少なすぎたので比べることが出来ませんでした。
しかし、就職先よりも気になるのは、国家資格である獣医師の合格率ですよね!
なので、農林水産省のHPで調べてみました!

多くが9割程度の合格率ですね。
また、偏差値が高ければ合格率が高いというわけでもないですね。
目を引くのは、東京農工大学の合格率100%ですね。
36人中36人が受かっています。
かなり大学のサポートがしっかりしているんでしょう。
じゃなきゃ、100%は無理ですよ。

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■総評

今回の記事では、獣医学部や獣医学科の情報をまとめさせていただきました!
獣医師を目指している受験生からすれば、かなり役に立つ情報なはずです!
獣医学部は医学部のように難しい学部ではありません。
努力すれば必ず合格できる学部ですし、国家資格も難しいわけではありません。
受験者の8割が受かっている資格ですからね。
大学に合格さえすればなんとか獣医にはなれるでしょう。

今後ペット需要は上がっていくでしょうし、獣医はかなりおすすめの職種です。
獣医学部を検討している受験生は、思い切って獣医を目指してみてくださいね!
後悔はしないはずです。

参考サイト:獣医大学NAVI