関関同立で入りやすい・おすすめの学部はどこなのか?まとめてみました

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。
受験生
関関同立で入りやすい学部を教えてほしいです!
予備校講師じゅんじ
ならば、関関同立それぞれの大学でおすすめの学部を紹介しよう!

予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!

「関関同立で入りやすい・おすすめの学部はどこなのか?」

こんな質問がこの時期になると受験生から飛んできます。
大阪の予備校や塾で働いているので、この質問の答えを何度も答えてきましたね!
関関同立を研究しつくし、毎年さまざまな関関同立へ行った生徒を見てきた観点から、今回の記事でまとめてみました!
参考にしてみて下さい!




目次

そもそも関関同立とは?

関関同立とは、近畿地方にある有名私立大学の4つ
西大学
西学院大学
志社大学
命館大学
 のことです。

偏差値50~65ぐらいの高校に通っている高校生の皆さんの多くは、この関関同立のどこかを受けるのではないでしょうか。
そして、関関同立のどこかに入学してほしいと願っている保護者の方も多いのではないでしょうか。

関関同立ならどこの学部受けたらいいの?と悩んでいる受験生が非常に多いです。
関関同立に入りたいけど、どこの学部でもいいと考えている人はぜひ参考にしてみてください!!

関西大学

関西大学はこのブログで何度も書いているように、一番入りやすい大学です。
どの教科の問題も比較的易しいし、合格最低点数も低い。

関関同立ならどこでもいいよという方は、関西大学を受けてください!
しかし、関西大学は今後、同じ大阪にある近畿大学に抜かれていく可能性も大いにあり得ます。
もしかしたら今後は関近同立なんて言われているのかもしれません。
その点も考慮して、関西大学を選んでくださいね!

文系は社会安全学部、理系は化学生命工学部へいきましょう!

社会安全学部

社会安全学部は2010年にできてから、ずっと私がおすすめしている学部です。
現在の日本の企業は震災の影響で、安全意識や防災意識が非常に高いです。
さらに、オリンピックも決まって、今後日本は外国人旅行客が多くなり、セコムなどの防犯会社の需要も高まったのも事実です。
今後は外国人旅行客だけでなく、外国人労働者もどんどん増えていき、日本の防犯に対する意識はますます増加していくでしょう。
そんな中、安全に対する学問を専門として勉強している人はまだまだ少ないです。
今後需要が増えていくのは明確なので、関西大学の社会安全学部で安全に対する学問を学んでおくのは得策でしょう。
偏差値も名前のせいで低いです。
52.5~55程度です。

化学生命工学部

その名のとおり、化学、生命をキーワードに、最先端の技術の研究を行う学部です。
医療の進学先といえば、医学部や看護学部のイメージが大きいでしょう。
医学部に受かるのは大変で、学費も大きいので身近なものではありません。
しかし、医療に携わりたいと考えている高校生は多いのではないのでしょうか。
そんな受験生には、ぜひ関西大学の化学生命工学部をおすすめします。
関西大学の理系学部の中でもかなり入りやすく、合格最低点数もほかの学部と比べて低いです。
特に、理系学生に大人気のメーカーへの就職が強いです。
偏差値は52.5~55程度です。

関西学院大学

関西学院大学にあこがれている高校生はとても多いですね。
上品なイメージがあるのでしょうか、比較的富裕層の家庭が関学を好む傾向があります。
関学は試験問題も難しく、英語は英作文問題や和訳問題もあります。
関西学院大学はAO入試がとても入りやすいので、ぜひ関学第一志望の受験生は受けてみてください。
また、英検などの外部試験を利用した受験方法もおすすめなので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
文系は総合政策学部、理系は理工学部に行きましょう。

総合政策学部

慶應義塾大学にもある総合政策学部です。
総合政策学部って何をしている学部なのかわからない人も多いと思います。
実は、これからの時代にかなりマッチした学部なんです。
綜合政策学部は何をする学部なのかというと、「あらゆる問題を解決する」ための学部なんです。
世の中には様々な問題があります。
個人が抱える問題、企業が抱える問題、国が抱える問題、社会が抱える問題、世界や地球が抱える問題。
まだまだいっぱい解決しないといけない問題があります。
その解決策を探っていくのが総合政策学部です。
理系や文系などを問わず、さまざまな角度からアプローチを仕掛けていきます。
今後ますます、ITやAIが発達して、もっと社会は複雑化していく中で、あらゆる社会問題が生まれていくでしょう。
そんな社会を生き抜いていけるのは、その問題を見つけ出し、解決できる人間です。
ぜひ総合政策学部でその基礎を学んでくれたらと思います。
偏差値は52.5~55程度です。

理工学部

関西学院大学には理系は理工学部しかありません。
関学の理系の学部はキャンパスが神戸三田キャンパスになります。
結構山奥にあります。
やっぱり大学生は都会に行きたがるので、あんまり関学の理系学部は人気ありません。
その分偏差値も低いので、狙い目といえるでしょう。
学科にもよりますが、偏差値50~55程度です。

同志社大学

関関同立で最も難関であり、人気があるのは同志社大学です。
近年、さらに人気を上げており、同志社大学出身のカズレーザーというお笑い芸人がその博識ぶりをTVで見せ、同志社=高学歴は常識となりつつあります。
実際に、多くの有名企業には同志社出身の方が多く、大手企業の就職への強さはほかの関西大学、関西学院大学、立命館大学を圧倒しています。
そんな同志社大学でのおすすめは、文系ならば神学部、理系ならばスポーツ健康科学部です。

神学部

文系は神学部以外、偏差値も高く人気もあります、
神学部は名前のおかげで受験者が圧倒的に少ないです。
しかし、同志社の神学部は、キリスト教のみを勉強する関西学院の神学部とは違います。
預言者アブラハムの三宗教であるユダヤ教、キリスト教、イスラム教を学ぶのです。
3つの宗教を通して、世界の動向と人間精神の内面を洞察するのが学部の目的です。
今後グローバル化する社会で、他の宗教を理解するのは必然です。
日本は宗教というとカルトなどのイメージが強いと思いますが、世界ではそんなことはありません。
ほとんどの外国人が何かの宗教を信じているのです。
物事を多角的にとらえ、グローバル人材として活躍するために、神学部で宗教の勉強をするのはとてもおすすめです。
偏差値は55程度です。

スポーツ健康学部

昔はスポーツ=遊びと考えている大人も多かったのですが、今や大きな規模を持つ産業として見られることが多いです。
今後AIや人工知能が発展し、人類の仕事が機械に奪われるようになったら、人類はスポーツをたくさんするようになるともいわれています。
スポーツが人類からなくなることはありえないのです。
そんな右肩上がりの産業への就職を考えるのは、とても賢い選択であるといえるのではないでしょうか。
スポーツ科学という学問は今後すごく安定した学問になるのではと予想します。
偏差値は55程度。
同志社大学の中ではかなり低いでしょう。

立命館大学

立命館大学は大阪の茨木にキャンパスを移してからはぐんと人気が上がりましたね。
少し前までは、滋賀県のキャンパスにあって、人気が低く狙い目の学部は経営学部でした。
おすすめの学部は、文系は映像学部、理系は情報理工学部です。

映像学部

映像学部なんてとても珍しい学部だなと思う受験生は多いですよね。
普通、映像を学びたいと思う学生は専門学校に行くことが多く、それが当たり前でした。
しかし、映像学部が立命館で作られてから、大学で映像を学べるという選択肢が生まれました。
映像は学びたいけど大学は行っておきたいというニードを叶えることができた学部なのです。
今後、ITがさらに発達し、写真から動画へのシフトが必然です。
企業のマーケティングも動画に変わってきて、映像学を学んでいる学生への需要は高まっていくでしょう。
偏差値は52.5~55程度です。

情報理工学部

言わずもがな、IT技術を身に着ける人の需要は上がっていきます。
情報理工学部はプログラミングなどのITスキルを身に着けることができる学部です。
IT技術はどんどん身に着けるべきでしょう。
英語がペラペラしゃべることができる人よりも、プログラミング技術ができてアプリを作れる人のほうが今後は需要が高いのです。
もしあなたが安定した技術を身につけたいと思っているのならば、情報理工学部へ行きましょう。
偏差値は50~52.5程度。
立命館では最も低いです。

【おまけ】

関関同立にただ受かりたいだけなら、関西大学を目指しましょう。
ただ、大学にもこだわりたいという方は上記の学部がおすすめです。
できれば、今後需要が高まる学問を選ぶべきですね。