関関同立志望が早慶を受けるなら何学部がいい?

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。

管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!
関西でも早慶目指してる人って多いですよね。
関関同立受験生って私立専願だったら3科目しか勉強してないので、必然的に国公立は狙えなくなります。
でも、勉強しだしたら結構成績が伸びてきて、どうせだったら関関同立よりもレベルの高い大学を目指してみたいと思う受験生が意外と多いんです。
そんな受験生のために、今回の記事では、関関同立が志望校なんだけど、あわよくば早慶も受けてみたいという受験生向けに記事を書きました!

■目次

関関同立志望生と相性が良いのは早稲田大学だ!
関関同立志望なら、早稲田の教育学部がおすすめ!
スポーツ科学部や人間科学部はどうなの?
結論

■関関同立志望生と相性が良いのは早稲田大学だ!

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まず、早慶を狙おうと考えた関関同立受験生に知っておいてほしいのは、慶應義塾大学があまりおすすめできないということです。
関関同立受験生の勉強とは相性が全く合いません。
なので、慶應を受験するとなれば、関関同立とは全く違うベクトルで勉強しなくてはいけないのです。
特に、慶應義塾大学には必ず小論文があり、この対策が非常に困難です。
文章が得意でない受験生にとっては、対策にかなりの時間を有します。
また、専門講師による対策が必須なので、高い料金を払わないと関西の予備校や塾では対応できないことが多いです。
ただし、もともと文章が好きで、普段から書籍等に親しんでいたり、思考力に長けている受験生ならば少し対策をすればすぐに解くことができます。
ですが、私が見る限りほとんどの高校生が慶應義塾の小論文は苦手です。
小論文は1ヶ月で合格点レベルの文章を書く者もいれば、半年以上対策に時間がかかる者もいるのです。
小論文は、人によってかなりの差が出る教科なのです。

なので、早慶を目指す受験生は、早稲田大学を目指すことをおすすめします!
早稲田大学は小論文もないですし、3科目の受験で事足ります。
関関同立と似たような試験問題形式の学部もあります。
関関同立を狙いながら、早稲田と慶應どっちでもいいからついでに受けたいって受験生は早稲田大学にしておきましょう。

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■関関同立志望なら、早稲田の教育学部がおすすめ!

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そして、早稲田大学の中でも関関同立受験生に一番おすすめしたいのが、教育学部なのです!

まずは早稲田大学の偏差値一覧を見てください。(パスナビ引用
waseda
早稲田大学の中で偏差値が低めの学部は、教育学部・人間科学部・スポーツ科学部なことがわかりますね!
この3つの学部が早稲田大学の中でも格段に入りやすいのは間違いないです。

しかし、早稲田大学は関関同立の試験問題と違って学部ごとに試験問題の形式が全く違うんです。
なので、偏差値が低ければいいというわけではなく、できれば関関同立の試験形式と似ている学部の試験を受けるのが得策です。
それが、早稲田大学の教育学部なのです!

教育学部の英語は長文と会話文のみです。
英作文や英文和訳問題もないので、関関同立に多い長文読解力さえつけていれば点数も伸びやすいです。
長文の問題も量が多すぎるわけでもないし、変な問題があるわけでもありません。
早稲田大学の中でも最もオーソドックスな試験です。

国語も早稲田大学の問題はは精巧に作られているので、きちんと解方を勉強している受験生からすれば解きやすい問題が多いです。
早稲田大学の国語は、国語の予備校講師が絶賛する問題が多いのです。
ただ唯一、試験問題に漢文があることが関関同立とは違いますね。
ただ、焦る必要はありません。
漢文は難問が出るわけではなく、基本句形さえ覚えていれば、あとは古文の知識で解けます。
大した時間をかけなくても、合格点を取れるレベルにはすぐいけますね。

なので、関関同立受験生にとって、早稲田大学の中でも教育学部が一番対策時間をかけずに受かりやすい大学でしょう。

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■スポーツ科学部や人間科学部はどうなの?

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どちらも関関同立の試験とは違った対策が必要です。

・スポーツ科学部
まず、スポーツ科学部には小論文があります。
ここの小論文は、スポーツ科学部とあって、スポーツに関連した小論文です。。
例えば、2017年の問題は「スポーツにおける男女平等はどうあるべきか。800~1000字で書きなさい」という内容のものです。
きちんとスポーツ学部特有の対策をしないと合格点レベルの解答を用意するのは難しいです。
また、小論文という教科は、上記で書いたように、できる者と出来ない者の差が激しいんです。
スポーツのような誰でもスラスラ書ける話題で無いものは、興味が無いのならば対策に時間がかかるので避けたほうが良いでしょう!

・人間科学部
次に、人間科学部は、英語の試験問題が非常に変わっています。
300wordほどの長文が8つあったり、かなり難易度の高い前置詞問題があるかと思えば、No Errorを含む英文法の正誤問題もあります。
あまり関関同立の英語には馴染みのない問題形式ばかりです。
もちろん、対策すればよいのですが、関関同立受験生にそこまで余裕がある者は少ないでしょう。
あまり違った形式の問題は解きたくないでしょうし、慣れるのにも時間がかかります。
さらに、人間科学部は古文・漢文が難しい傾向もあります。
人間科学部を本命で受ける人は、高レベルな古文の対策をしてくるのです。
古文嫌いの受験生も多いでしょうし、やはりあまりおすすめはしません。

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■結論

関関同立志望の受験生は、オーソドックスな問題形式であり偏差値が低めの早稲田大学教育学部を狙い撃ちしましょう!
人間科学部とスポーツ科学部も偏差値的には美味しいけど、対策は必要になります。

また、あまりにも早稲田の対策をしすぎて、関関同立にも全て落ちてしまった受験生がいました。
その子は早稲田の教育学部に受かったから良かったものの、危うく2浪になるところだったのです。
あくまでも、関関同立の問題で合格点を取れるようになってから早稲田は目指しましょうね!

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