関関同立受験でおすすめの併願校・滑り止めの大学(産近甲龍)まとめてみた

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。
受験生
関関同立志望だけど、滑り止めも考えた方がいいかな?
予備校講師メモタン
滑り止めは必ず受けた方がいいですよ!
今回の記事では、関関同立志望のための滑り止めにおすすめの大学をまとめてみました!

予備校講師のじゅんじ(@kansaijuken)です!

私立専願で関関同立狙いの受験生にとって、併願校にどんな学校を受ければいいか迷いますよね!

「関西大学志望だけど、近大が滑り止めでいいのかな?」
「同志社志望は関関同立なら他にどこ受けたらいい?」

以上のような相談が毎年舞い込んできます!
なので、今回は関関同立それぞれを第一志望とした場合、他にどんな大学を受ければよいかを2つずつまとめました!
ぜひ、受験の併願校決めに役立ててみてください!

目次

関西大学

関西大学が第一志望の受験生でおすすめの併願校・滑り止めをまとめました!

関西大学はどの教科も標準的な難易度です。
英語はマーク式で、英作文や和訳問題等がないので、とても対策しやすいです。
また、長文と英会話問題がメインの問題なので、英文法の細かい知識がなくても点数を取れます。
国語は少し特殊で、現代文古文ともに傍線部がないんです。
なので、最初は戸惑うかもしれません。
しっかりとした対策が必要です。

龍谷大学がおすすめ!

産近甲龍の中ならば、龍谷大学がおすすめですね!
問題形式が一番似ています。

・英語
関西大学は長文と会話文がメインのマーク試験ですが、龍谷も長文と会話文がメインのマーク試験です。
多少、整序英作文が龍谷大学に出てきますが、それ以外は問題形式が似ているので、対策が殆どいらないです。

・国語/社会/理科
龍谷大学は難易度が高くなく、標準的な問題が多いです。
充分、関西大学の問題が解ければ対策はそこまでいらないでしょう。

・数学
龍谷大の数学は簡単すぎますね。
数学受験生は龍谷大学余裕ですよ。
満点狙えます。
関大の対策をしているだけで充分でしょう。

近畿大学がおすすめ!

大阪の私立専願受験生は、関大と近大を両方受けています!
単純に近いからでしょう。
ぶっちゃけ関大との試験相性はあまり良くありませんのでおすすめではないのですが、多くの受験生が両方受けるので、対策法を書いておきます。
近畿大学の英語は文法問題が中心です。
なので、細かい勉強が必要不可欠です。
また、国語は奇問、悪問が多く、対策が大変です。
他の教科も産近甲龍の中だと最も難しいです。

・英語
関西大学の英語の試験は長文問題メインなのに対して、近大は文法問題メインです。
全く違う学力が求められています。
ただ、関大の長文を読むために、英文法の知識は必須なので、英文法がいらないというわけではありません。
なので、きちんと英文法の問題を解けるようにしておきましょう!

・国語
近畿大学の国語は問題の質が悪いため、注意が必要です。
悪問が多いんです。
なので、近畿大学の国語対策は近畿大学の過去問でを繰り返し解きましょう。

・社会/数学/理科
近大の社会と数学と理科は難易度も標準レベルです。
他の産甲龍よりは難しいですが、関西大学よりも難しいということはないです。
関大の対策を中心にしつつ、多少近大の過去問を解きましょう。

関西学院大学

関西学院大学が第一志望の受験生でおすすめの併願校・滑り止めをまとめました!
関西学院大学はとにかく英語の試験対策が大事です。
英語長文や英文法、英会話問題、英作文、英文和訳等バラエイティ豊かです。
リーディングとライティングの力が試される試験ですね。
他の教科は標準的な問題が多いです。

関西大学がおすすめ!

関学を受けるならば、関大も受けておきましょう!
関西大学の問題はどの教科も関西学院の問題よりも簡単です。
関関同立の中でも一番近いのは関西大学ですし、親近感もわきます。
併願校としては適した大学です。

・英語
関西大学は長文の問題と英会話の問題がメインなので、関学の対策を充分にしていれば、関大の英語で困ることはあまりないでしょう。
ただ、対策せず受けるのはあまりおすすめしませんので、しっかりと関大の過去問も解いておきましょう。

・国語
関西大学の国語の形式は独特なので、対策は念入りにしなければなりません。
関学とは別の対策が必要ですね。

・社会/数学/理科
関学の社会、数学や理科のほうが明らかに難易度は高いです。
関学の問題を解けるようにしておけば、関大は大丈夫ですね。

甲南大学がおすすめ!

関西学院をを受ける受験生は甲南大学をよく受けています!
単純に同じ兵庫県内にあるという理由でもありますが、試験問題自体も滑り止めとして適しています!
英語は英語長文、英会話問題、英作文という形式です。
特に英作文は自由英作文なので、難易度は高いです。
他の教科は難易度低いです。

・英語
英語の試験は関学の試験と被っている部分も多いので、相性抜群です。
ただ、甲南大学は自由英作文で、関西学院大学は和文英訳です。
ちゃんと自由英作文の対策は必要です。

・国語/社会/数学/理科
各々の教科の難易度は低いです。
関学の対策をしていれば、問題ないといえるでしょう。

同志社大学

同志社大学が第一志望の受験生でおすすめの併願校・滑り止めをまとめました!
同志社大学の試験問題は国語以外の科目は難易度高めです!
特に、英語は関関同立で最も難しいですね。
長文、英会話、英作文、英文和訳がメインです。
文法問題がないのが特徴ですね。
国語の問題は、記述がありますがとても簡単です。
社会や数学、理科は難易度高めです。

関西大学がおすすめ!

同志社を受けるならば、併願校として関西大学を受けてください!
相性抜群です!

・英語
関西大学は、英語長文と英会話問題がメインです。
同志社も英文法問題がないので、文
法問題の対策をせず受験できる大学は重宝します。
同じ関関同立である関学と立命は文法問題があるので、併願校としては関西大学が最も適しています。

・国語
関西大学の国語は独特なので、関大の対策はきちんとしておく必要はあります。
難易度が高いわけではありません

・社会/数学/理科
同志社と比べれば、関西大の社会や数学や理科は簡単です。
同志社の問題を解けるようにしていれば、特に対策もしなくて良いでしょう。

龍谷大学がおすすめ!

同志社志望生にとって、難易度で考えれば龍谷大学は偏差値が10以上下回る大学ですね。
絶対にもう一年受験勉強をしたくないという受験生は受けてください。
数学を除いて、問題はどの教科も標準レベル。
英語は英語長文、英会話、整序英作文がメインです。
数学がかなり簡単です。
産近甲龍の中でも最も簡単です。
満点狙いましょう。

・英語
整序英作文以外は同志社大学の対策さえしていれば、充分です。

・国語/理科
龍谷大の問題は難易度が高くなく、標準的な問題が多いです。
充分、同志社大学の問題が解ければ対策はそこまでいらないでしょう。

・数学
龍谷の数学は簡単です。
同志社の数学対策していれば、龍谷は対策いらずでOKです。
必ず満点を狙えます。

立命館大学

立命館大学が第一志望の受験生でおすすめの併願校・滑り止めをまとめました!
立命館大学はとにかく社会/数学が難しいのが特徴です。
英語や国語の問題は標準的です、
英語はマーク式問題で、長文、英会話、文法問題がメインです。
英作文や英文和訳問題はありません。
国語は現代文が簡単だが、古文が難しいですね。
特に、古文長文の長さは半端ないです。

関西大学がおすすめ!

立命館大学を第一志望としているならば、同じ関関同立の関西大学は受けておきましょう。
国語は少し厄介ですが、それ以外の科目は立命館の問題より関西大学の問題のほうが簡単です。

・英語
立命館の英語はバラエティに富んだ問題形式なものの記述対策をする必要が無いため、関学や同志社の記述対策は面倒な受け方です。
その点、関西大学の英語はすべてマーク式なので、対策はしやすいです。
さらに、関大の英語は長文や英会話問題がメインなので、立命館の対策と被っている部分が大きいです。
併願校としては適しているでしょう。

・国語
関大の国語は特殊です。
きちんと対策はしておいたほうがいいでしょう。
難易度自体は立命館のほうが難しいです・

・社会/数学/理科
立命館で合格点を取れるようにしておけば、関大は問題ありません。
対策なしでも大丈夫でしょう。

京都産業大学がおすすめ!

京都産業大学は立命館大学の本キャンパスと同じく京都の大学です。
産近甲龍の中だと一番入りやすい大学ともいわれています。
英語の問題はバラエティ豊かで、様々な形式の問題はあるものの、英作文や英文和訳問題等の記述はなく、マーク式問題です。
英語以外の他の教科の難易度はかなり低いです。

・英語
立命館と問題が似ています。
多少対策すればすぐに合格点を取ることができるでしょう。

・国語/社会/数学/理科
特別難しい問題ではありません。
立命の問題が解ければ特に対策はいりません。

総評

関関同立の中でそれぞれ第一志望としている大学がある受験生向けに、どんな大学を併願校、滑り止め大学として受ければよいかをまとめました!
関西大学は基本的に関関同立受験生には全員受けてほしい大学ですね!
その他の産近甲龍は、各々の問題形式からどの大学が滑り止めとして適しているのかを紹介しました!
近さで選ぶというのも大事でしょうが、第一志望の大学の勉強とは別の勉強をしなくても良い受け方を選ぶのが最も良いでしょう!
余裕のある受験生ならば併願校のために余計な対策をしてもいいでしょうが、多くの受験生はそうではないはずです。
コスパの良い受け方をして、第一志望に全力を出せる勉強をしましょう!!