集団授業の予備校に通っている受験生はなぜスマホの映像授業を利用しないのか

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kansaijuken

月間12万人以上が購読する関西の大学受験メディア「関関同立.net」の管理人。大阪梅田在住の20代。職歴はみずほ→三井住友→予備校講師。現在は多くの受験生を難関大学に合格させています。早慶や医学科の受験生も担当。

このご時世に、多くの高校生が集団授業の塾に行っている。
私にはこの事実がずっと疑問でした。
私は大学受験予備校業界で個別指導の塾で働いているので、様々な塾や予備校の話が入ってきます。
すると、多くの高校生が塾や予備校に通い、そして集団授業の予備校である駿台や河合塾に行っているというのです。
彼らはなぜ21世紀に生き、これだけスマートフォンが普及している中、集団授業の塾や予備校に通うのでしょうか?
わざわざ高い授業料を払って、学校とは別の授業を予備校まで聞きに行かなくても、その手元にあるスマートフォンで充分じゃないでしょうか。

集団授業の予備校に通うとなれば、年間で50~100万円ほどのお金がかかります
スタディサプリや学びエイドを使えば、年間1万円ほどですみます。
しかも、授業の質はそれほど変わらないですね。

いや、むしろ河合塾や駿台でも、現場にいる地方の先生と比べたら、映像授業の先生のほうがわかりやすいです。
そんな事実があるのに、高校生は集団授業の塾に通うのです。
意味不明すぎますね。
そう感じていたので、今回は自分の頭の中を整理してみた。
そうすると、5つの理由が浮かんきたのでまとめてみました。

■目次

理由①スマホで映像授業が見られることを知らない
理由②スマホの映像授業は授業料が安すぎる
理由③親や先生は スマホ=勉強の邪魔 と見ている
理由④みんなと同じことをしているだけ
理由⑤スマホ授業にするとサボってしまう受験生がほとんど

■理由①スマホで映像授業が見られることを知らない

私は年間200名以上の受験生や保護者と話をする立場です。
なので、高校生の親御さんのITリテラシーの低さを感じざる得ません。

多くの保護者は、スマホを持っています。
そして、子供にも使わせています。
なので、スマホを知らないということではありません。
そんな受験生親子に会ったことはないです。
しかし、そもそもスマホで映像授業が見られることを知らないのです。
映像授業といえば東進衛星予備校を思い浮かべるのです。
スタディサプリというサービスがあるということを伝えたら、そんなサービスがあるのかと驚く人が多いです。
知名度がそこまでないのです。
CMもやってるのに、ほとんど見ていないものなんですね。

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■理由②スマホの映像授業は授業料が安すぎる

スタディサプリや学びエイドの月額980円の料金サービスが安すぎるのです。
保護者の方は、塾の料金をそれほど気にしないです。
もちろん、地域差はあるが、教育にお金を惜しまない親が多いんです。
なので、高額の料金に比例して、質の高い教育が受けられると考えています。
もちろんそれは否定しません。
多くの塾や予備校は授業料が高ければ高いほど質は高まります。

けど、スタディサプリや学びエイドなどのサービスは実際安くて質が高いんです。
受験生からの立場ではなく、英語を教えている立場の講師である私からみて、確信を持って言い切れます。
けど、安い=質が悪いと考えてしまっているんでしょうね。
そんな年間1万円ほどのサービスで子供の教育を済まそうとせず、集団授業の高い授業料を払いたくなるのでしょう。

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■理由③親や先生は スマホ=勉強の邪魔 と見ている

多くの受験生の親の心配事といえば、子供が本当に勉強しているかどうかが不安だ、ということですね。
勉強をしなさいという叱りつける親は、まだまだ多いです。
スマホを触っているだけで、遊んでいるように思えてしまうようです。
これは、学校や塾も同じですね。
先生たちは、生徒がスマホを触っていると怒るのです。
親や先生たちは、スマホ=勉強の邪魔 と見ているのですね。
そんな環境にいれば、勉強中にスマホを見るのは悪いことだと子供も考えてしまうでしょう。
なんてもったいないことでしょうか。
スマホは受験に最も役に立つツールです。
なんなら、どこの先生、塾、予備校よりも役に立ちます。
受験の細かいところは先生に聞いたほうが良いのですが、それ以外はすべてスマホで調べれば一瞬で解決します
事実、多くの英語の先生よりも、スマホで調べた英語のサイトのほうが詳しいですよ。

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■理由④みんなと同じことをしているだけ

ここまで、受験生にはスマホさえあれば良いじゃないかと伝えてきました。
でも
スマホの安い映像授業があるのも知っている
スマホで調べ物をするのが便利なことも知っている

という受験生や親御さんも圧倒的に多いでしょう。

ならばなぜ、受験生は予備校に行くのでしょうか?

まず知って抑えておくべきなことは、別に集団授業が好きだとか、スマホの映像授業は良い悪いとか、そんなことはどうでも良いと思っている層もいることです。
みんながしていることをしているだけという親子も多いのです。
予備校に入ったきっかけは、良い大学に入った人が行っていたから、多くの友達が行ってるからなどの理由も多いです。
そう、別に自分にはどうとかは考えていないのです。
多くの人たちがしていることをするというのは至極当たり前なのです。
皆が河合塾や駿台に行っているのだから行くだけ。
皆がそこの大学を目指しているのだから目指すだけなのです。

これは格安SIMケータイにもあてはまりますね。
格安SIMのケータイなどどう考えても大手キャリアより安いです。
私は格安SIMに変えたが、何一つ不自由することなくスマホを使えています。
けど、多くの人がそのまま格安SIMには変えていませんよね。
すぐ調べれば、格安SIMがすごいく良いとわかるはずです。
皆が変えていないから、変えないだけですね。

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■理由⑤スマホ授業にするとサボってしまう受験生がほとんど

きちんとスマホ授業について考えている親も、もちろんたくさんいますね。
多くの親は教育熱心です。
ならば、なぜスマホの授業は使わないのでしょうか。
それは、サボってしまう受験生がほとんどだからなのではないでしょうか。
多くの保護者は、子供を強制的に勉強させたいんです。

上記で述べたようなスマホ映像授業の利点は、自主的な受験生のみに通じることです。
自主的な受験生ならば、自分でわからないものを調べ、スマホの授業を見て解決します。
動画で勉強をせずに、youtuberのおもしろ映像を見てばかりということはしないのです。

ただ、多くの受験生は自主的ではないですよね。
親や先生が勉強しろというから勉強をするんです。
なので、分からない英語の問題があろうが、わざわざスマホで調べるようなことはしないです。
自分で自らスマホを開いて映像授業を見るようなこともしないですね。
受験生の多くは、授業に来ないと親にチクられるから、授業に出るのです。
スマホの映像授業は見なくても怒られないですよね。
ならば、自分から見る理由なんてないですよね。

しかし、受験生に自主性がないことに嘆いてはいけないですよ。
そもそも受験勉強は全然面白くないんです。
そんな面白くないものを自主的にできる高校生が少ないほうが当たり前なんです。

別に私は勉強の内容が面白くないとは思いません。
英語や、数学、化学、物理など知れば知るほど面白いですよ。
しかし、殆どの受験生にとっては興味のないものばかりです。
興味を持てないものを無理やり暗記させるのが勉強だというのだから、面白くないに決まっていますよね。
自分の興味がもてない勉強などしなくてもよい世の中になれば、日本の大学受験の未来はもっと明るいんでしょうね。
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